ファクタリング

資金調達としてファクタリングを個人事業主でも利用可能?審査から契約まで注意点を徹底解説

ファクタリング個人事業主ok
資金調達として最短即日で資金化できるファクタリング。実は個人事業主でも利用することが可能です。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、会社などの事業者が商取引によって得た売上債権をファクタリング会社に売却し、本来の債権の決済時期迎える前に現金化する資金調達方法のことです。

従来は会社にとっての資金調達手段といえば、銀行などの金融機関から融資を受ける方法が一般的でした。

しかし中小企業や個人事業主にとっては、審査に通りにくかったり手続きのハードルが高かったりというデメリットがあり、なかなか利用しにくいという問題もあります。

一方でファクタリングは、簡単な手続きによって最短即日でスピーディに債権を現金化でき、また債権の回収・管理はファクタリング業者が代行してくれるという手軽さから、人気を集めている資金調達手段です。

ファクタリングは個人事業主でも使えるのか?

これまでファクタリングを利用するメイン層は中小企業などの会社であり、個人事業主がファクタリングを利用するのは難しいとされてきました。

理由は、個人事業主が保有している売掛債権の金額が小さくファクタリング会社にとって利益にならないこと、また事業者としての信用が低いため買い取ってもらえないことなどが挙げられます。

しかし近年、債権の電子化が進むことによって、個人事業主でも債権売買や担保融資等による信金調達をするのが当たり前の時代になってきました。

これに伴い、個人事業主に向けたファクタリングを準備している業者も増加してきています。

中には在庫を買い取ったり将来の売り上げを現金化できたりなど、積極的に個人事業主へサービス展開する業者も出てきているようです。

今後も、個人事業主でも使えるファクタリングは増加していくと予想できます。

創業間もなかったり、実績がすくなくて融資による資金調達を断られてしまった場合、ファクタリングでの資金調達を検討してみてもいいと思います。

個人事業主がファクタリングで資金調達するメリット

個人事業主がファクタリングを利用するのには、以下のようなメリットがあります。

入金までのスピードが速い

ファクタリングで資金調達する最大のメリットは、スピーディに現金を手に入れられることです。

一般的な商慣習では、売上債権の決済は取引発生の30〜60日後になるのが普通ですが、ファクタリングならこのタイムラグを解消できます。

ファクタリング会社によっては、最短で申し込み当日に入金対応してくれるところもあります。

銀行や信用金庫からの融資の場合、審査を受けるためにまず決算書や資金繰り表などの書類を準備するのに時間がかかってしまいます。

また金融機関の審査は会社の将来的な安定性などを判断するため非常に厳格にチェックされ、少額の融資でも入金まで数週間かかることも少なくありません。

資金繰りの悪化などにより急いで現金を手に入れたい場合、ファクタリングを使えばすぐに債権を資金化して、本業に集中することができます。

融資を受けられなくてもファクタリングは受けられる場合がある

ファクタリングにも、銀行の融資と同じく審査はあります。

しかし銀行のように利用者の信用を厳しく見られるケースはそれほど多くありません。

ファクタリング会社にとって重要なのは申し込んだ利用者の信用状態ではなく、売上債権が期日に回収できるかという点だからです。

そのため、銀行の審査に落ちてもファクタリングを利用できるケースは多くあります。

担保がいらない

銀行の融資では、保証人や不動産などの担保を差し入れるのが普通です。

しかし、連帯保証人になれば万が一のリスクも高くなりますし、融資金額に見合った担保がなければ融資を受けられないこともあります。

ファクタリングは債権を譲渡するだけの取引なので、担保は不要な場合がほとんどです。

売上債権さえあれば、手軽に利用できます。

個人事業主でもファクタリングの審査に通りやすいケース

個人事業主でも利用できるファクタリングが増えているとはいえ、やはり企業に比べると審査は厳しい傾向のようです。

個人事業主でもファクタリングの審査に通りやすいケースがあるので、利用する前に確認することをおすすめします。

まとまった売掛債権額がある

通常、ファクタリングの利用額は100万円以上が目安となっています。

理由としては、ファクタリングには事務手数料や債権額に応じた割合で決められた譲渡手数料がかかります。

あまりに少額の債権だと手元に残る現金が少なくなりすぎてしまうからです。

またファクタリング会社にとっても手数料収入が少なくなり旨味がないので、少額の債権は嫌がられる傾向にあります。

個人事業主でも100万円を超える債権を持っているなら十分利用可能と考えられます。

ただし最近では、少額の債権でもできるだけ手数料を安くして利用可能にするオンラインファクタリングも増えてきているようです。

少額=利用できないという訳でもないので、いろいろ業者に相談してみるとよいでしょう。

売上債権の信用力があること

ファクタリング会社が審査で重視するのは、買い取る売上債権に回収の見込みが十分あるかどうか、という点です。

当たり前のことですが、経営状態が悪く信用できない売掛先の債権を買い取っても、回収までに倒産すればファクタリング会社は大損してしまうため、買い取りを嫌がられるでしょう。

反面、回収の可能性が高い信用力がある債権であれば、買い取ってくれる可能性が上がります。

信用力のある債権の具体的な例としては、売掛先との取引が長期的に反復して行われていること、かつ、売掛金の入金遅れがないことが挙げられます。

正常な決済を継続して行っているのであれば、今後も債務不履行となることは考えにくいからです。

ファクタリングの審査上のポイント

ファクタリングの審査を受けるにあたっても、気をつける点があります。

売掛先と契約書を交わしておくこと

ファクタリングの利用にあたっては、売掛先との取引があることを証明する書類の提出を求められます。

具体的には、売掛先との契約書、見積書や請求書などが代表的です。

こうした書類がないと売掛債権の存在を証明できないため、多くの場合審査に通ることはできません。

ただ個人事業主の場合、書面を交わさずに仕事を引き受けるケースが多いものです。

特に昔から付き合いのある人や会社との取引では、メールや口頭での依頼で受注している個人事業主も少なくありません。

ファクタリングの利用を考えているのであれば、取引時にしっかり書面を残しておくように注意してください。

ファクタリング会社との面談は誠実に

ファクタリングを初回利用する時は多くの場合、ファクタリング会社の担当者と直接面談する機会があります。

これは、ファクタリング会社が利用者の人柄やモラルを判断するための審査です。

ファクタリングでは、売掛先からの入金を確実にファクタリング会社に渡してもらう必要があります。

しかし利用者によっては、入金されたお金を渡さず使い込んでしまったり、そのまま音信不通になってしまったりする人もいます。
ファクタリング会社にとって、利用者の人柄・モラルは重視すべき要素なのです。

そのため、面談時に無礼な態度を取ったことにより、審査に落ちてしまうことも少なくありません。

面接においては誠実な人柄をアピールするように気をつけましょう。

オンラインファクタリング会社の場合は書類の不備に注意

ここ数年、非対面で面談なしで売掛金の買取から入金までを行うオンラインファクタリングを行う会社が増えています。

クラウドファクタリングともいわれます。

オンラインファクタリングの場合は面談不要な分、必要書類をきちんと揃えていないと審査に通りません。

あなたの心証は関係なく、書類と売掛債権の実績で判断されるのです。

そもそも業種の向き不向きがある

ファクタリングでは、売掛先の信用力が重視されます。

そのため、取引先が大手企業や公的機関と取引している個人事業主は利用しやすいといえます。

一方、飲食店など個人相手の商売は、債権の信用力も落ちてしまうため利用しにくくなってしまいます。

結論:個人事業主の資金調達にファクタリングは有効

ファクタリングには、銀行融資にはない数多くのメリットがあります。

利用したことがない人でも、近年は個人事業主向けのサービスを展開するファクタリング業者も増えてきているので、気軽に相談することができます。

資金調達や資金繰りに困っている個人事業主は、ぜひ一度ファクタリングを利用してみることをおすすめします。

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